赤のハーモニー


アンリ・マティス 赤のハーモニー(赤い部屋)

Henri Matisse La Dessert rouge

油彩にて 模写絵師つねきち

Japanese painter Mosha-eshi Tsunekichi



赤の魔術師マティスの代表作

といわれるこの作品は

1908年、ロシアのコレクターが

自宅のダイニングルームに飾るため

マティスに制作を依頼したもの。

当初の予定は「緑の部屋」

だったそうですが、

依頼主の希望で青に塗り替えられ

さらにマティス自身の希望で

最終的に赤に塗られたそうです。

最も装飾的な色は、やはり赤。

テーブルの上にある生物の描き方は

マティスがセザンヌから影響を受けた

といわれています。


しかし全てが赤というわけではなく

緑と青の窓を加えたことで

絵画的な雰囲気が高まっています。

↑こちらがマティスの描いた方です。

つねきちのを見た後だと、なんだかシックに感じますね。

素晴らしい色のコンビネーションで

平坦に見える全体が装飾性を高め、

前衛的なものも感じさせますし

描き手の優しさに包まれるような絵です。

そんなところが

つねきちにはマッチするかと思いました。

こちらがつねきちのものです。

マティスは人の顔をあっさりと描きますが

表情を読み取るとか

人の気持ちを予測する事が

苦手なつねきちにとって

自然に取り組める、やりやすい作品です。


とはいえ、こちらは半年かけてじっくり描きました。

よく見ると

窓わくや、その他にもある輪郭線は

つねきち独自のもの。

これは浮世絵風ですので

Japanese painter Mosha-eshi Tsunekichi

と、つづらせて頂きました。


「人々を癒す肘掛け椅子のような

絵を描きたい」

と言っていたマティス。

その心を、そのままうつしたような

マティスとのハーモニーとなりました。

模写絵師つね吉八卦鏡

知的障害を乗り越え描く、無垢な魂の筆使い。 つね吉が描く色合いは、渋みが主流の浮世絵とはちょっと違っています。 彼の目には江戸時代の景色がそのまま映っているからです。 そんな独特の「つね吉流儀」をお楽しみください。

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