信州諏訪湖 ーしんしゅうすわこー

長野県諏訪市にある諏訪湖で、小さな祠と二本の木を中心とした構図の向こうで みどり色の富士が佇みます。  

富士、高島城、一艘の舟そして 富士の形と重なるような祠、 祠の形を逆さに描く二本松。 見る者の目を一瞬で釘付けにする、絶妙のバランスがあります。

日本三大湖城のひとつである高島城は、湖に乗り出し建てられた浮城。 

 中世に武士と神官の双方を務め栄えた諏訪氏が築き、 その後、武田氏により支配の拠点とされました。 現在は毎年夏に花火で賑わうこの場所にも 語り尽くせないほどの歴史があります。

静かな湖畔をにおわせる小舟。 人の時代が変わっても大自然はひるまず変わらず、ひとつの次元に存在し続けます。

清廉の地を思わせる青い岩肌。 今回つねきちは すっきりとした水そのものの色に塗りあげ、天然水が眠るやさしい湖を感じさせました。 

 三十六景の45枚目までを描きあげたつねきちの静かな成長が見えるようです。

弁天島の先端に建つ弁財天の祠。 

 遠くにある富士が大きな神なら、こちらは心の中にいつも棲んでいる、無垢の神のよう。 

 つねきち流塗りぼかしで物語に立体感が加わります。  

その後、江戸時代の灌漑工事で 取り払われたという神の棲家。 

 この北斎の絵のお陰でそれは私たちの心に残り、ずっと祈り続けることでしょう。 

 変わりゆく人の世で 何かを手放しまた手に入れても、真実の魂は流されず湖のように深く絆を繋げていきます。 

 自身の役割に務め しっかりと日々を生き抜かなくてはと思うのです。 


 本日もご覧いただき、ありがとうございました。  


模写絵師つねきち八卦鏡

つねきちは知的障害2級を持つ令和の浮世絵師です。 温かみのある水彩模写で日本の文化をお伝えします。 Tunekichi is japanese painter and has intellectual disabilities. He was a replication with hope the happiness of everyone.

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