決して雨に濡れない人とは・・?東海道五十三次より、庄野宿白雨 ーしょうのじゅくはくうー
庄野宿。こちらも同じく三重県鈴鹿市内です。
白雨(はくう)は夕立やにわか雨のこと。
「山下白雨」という北斎の有名な作品がありますが、そちらは変わりやすい山中の気候を富士の位置から描いたもので、こちらはその下界部分ということになるでしょうか。
急な雨風に右往左往する人々の活力溢れる光景です。
実際の広重作品ではもっと激しい雨が描かれていますが、つねきちの模写では緩やかなほどにおさめています。
これは、つねきちが人に雨をあてたくないから。
例え模写とはいえ、少しでも人に攻撃を与える事には抵抗があり、少々こだわりの部分です。
他の雨の絵でも同じような現象が起きていると思います。
にしても雨にけむる鈍色(にびいろ)の雰囲気は出せているかと思います。合羽や笠の黄色も統一され、全体のバランスを整えています。
※こちらはつねきちが2017年に描いたものです。
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