隅田川関屋の里  ―すみだがわせきやのさとー

曲がりくねった堤防を3人の武士が馬で疾走しています。

遠近法は勿論ですが、3頭を離してしっかりと描き分けることで、

今にも飛び出してきそうな立体感が生まれています。

駆け抜ける駿馬と武士、中央に構えた松、そして遠くの赤富士すべてがこの絵の主役。

つねきちは黒色のスパイスを潔く効かせて仕上げています。


模写絵師つね吉八卦鏡

知的障害を乗り越え描く、無垢な魂の筆使い。 つね吉が描く色合いは、渋みが主流の浮世絵とはちょっと違っています。 彼の目には江戸時代の景色がそのまま映っているからです。 そんな独特の「つね吉流儀」をお楽しみください。

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