常州牛堀 -じょうしゅううしぼりー

茨城県潮来市(いたこ市)の霞ヶ浦に浮かぶ苫船から見える富士の絵です。

冬の朝、船で暮らす人が米の研ぎ汁を捨て、その音に驚いた二匹の白鷺が飛び立とうとしています。

いつも温かみのある筆づかいをするつねきちには珍しくクールな世界。

まるで地球以外の惑星にいるような雰囲気です。

苫船を家とする、そんな生活は平成生まれにとってみたら、明らかに異空間に見えるのかもしれませんね

船に使われているオレンジ系の茶と水色がマッチしていて、周囲の水色とは違うものを使っているのがわかります。

色の組み合わせやトーンの使い分けは、つねきちのオリジナルといってもよいかと思います。


https://mikahikarimono.amebaownd.com/pages/1765578/page_201803211455

↑ 2017年に描きあげた、東海道五十三次をアップしています。

あわせてご覧ください。



模写絵師つね吉八卦鏡

知的障害を乗り越え描く、無垢な魂の筆使い。 つね吉が描く色合いは、渋みが主流の浮世絵とはちょっと違っています。 彼の目には江戸時代の景色がそのまま映っているからです。 そんな独特の「つね吉流儀」をお楽しみください。

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