青山圓座松 ーあおやまえんざまつー

青山の龍眼寺というところにあった山のように巨大な松の木と富士の山を描いたものです。

手前の円座松の麓では男たちが酒盛りをしていて、その泥臭い庶民的な雰囲気とは対照的に静かでシャープな形の富士山が見えます。

オリジナルに比べつねきちの絵は黄色味が多く、子供の目線としての面白さがあると思います。

左下の松から覗く掃除中の人の足は北斎の遊び心。つねきちも逃さず描いています。

模写絵師つね吉八卦鏡

知的障害を乗り越え描く、無垢な魂の筆使い。 つね吉が描く色合いは、渋みが主流の浮世絵とはちょっと違っています。 彼の目には江戸時代の景色がそのまま映っているからです。 そんな独特の「つね吉流儀」をお楽しみください。

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