甲州三嶌越 ーこうしゅうみしまごえー
山梨県と静岡県の間にある籠坂峠のあたりで、旅人たちが休憩をしています。
藍色の爽やかな夏景色のなか、富士山をデコレーションするのは北斎が描くスタイリッシュな入道雲
丘では一服をする男性や疲れて眠り込んでいる人々がいて、大きな木陰は癒しの場であったようです。この大木は神の降臨を思わせるもので、富士との対比が実に神々しい絵となっています。
飛び出した一本の枝も全体のバランスを絶妙にしています。
つねきちはモスグリーンでぼかし彩色をし、この荘厳なる構図をさらに引き締め、強いコントラストを印象づけました。
富士山に木や橋をからませ絵に魂を吹き込んだ北斎。
その模写を続けるつねきちは、過去を遡りそのもとの色合いを見たのかもしれません。
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