駿州大野新田 ーすんしゅうおおのしんでんー

静岡県吉原市の湿地帯で、芦を積んだ牛と農民達が歩いているのは風情のある浮島ケ原。

どっしりとした姿の牛と、紺色の装束に身を包んだ人々が、北斎の調律ですっきりとした立体的な絵になっています。

牛が運ぶのは枯れた芦、人が運ぶのは刈ったばかりの芦で、質の良いものは葦簀(よしず)になったり屋根の材料に使われたそうです。

スタイリッシュな中にも庶民の生活を覗かせ、北斎は未来へと伝えます。

青や水色のぼかし具合と紙の上に巣食うような芦の色合い。

裾野でたなびく雲の上に押し上げられた富士の姿。

絵師器(えしうつわ)としてのつねきちは、ナチュラルペイントで現代風に描きました。

飛び立つ白鷺が早朝の清々しさを伝えるようです。

詳しい解説、こぼれ話はこちらでご覧ください。


模写絵師つねきち八卦鏡

知的障害を乗り越え描く、無垢な魂の筆使い。 つねきちが描く色合いは、渋みが主流の浮世絵とはちょっと違っています。 彼の目には江戸時代の景色がそのまま映っているからです。 そんな独特の「つねきち流儀」をお楽しみください。

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