神に捧げる浪浦の描きおこし

葛飾北斎冨嶽三十六景より

神奈川沖浪浦

和紙に水彩にて模写 

つねきち


2019年8月21日の夜に完成

9月7日土曜日に行われる

三崎神社(水道橋)の

秋季例祭・神社縁日に飾られる

和紙灯籠の絵として

つねきちが奉納したものです。

灯籠用なので、通常の構図をトリミングしているのですが

波しぶきの迫力は増している気がします。

柔らかな和紙に水彩絵の具は

水の分量と筆の入れ具合が実に難しく

つねきちは非常に丁寧に描いていました。

版画独特のぼかしを

全てつねきち流に表現しました。

こちらは2017年12月に、つねきちが描いたもの。

上質紙に水彩を使っていますが

今回との違いがよくわかります。

鮮やかでダイナミックな作品でした。


上手に描いて、と

つねきちに言った事はありません。

また彼自身も

うまく見せようと考えているわけではありません。


魂のおもむくまま

無心に描き続けています。


だから見ているだけで

何となく癒される気がします。


つねきちには障がいがありますから

自分で絵を披露したり広める事はできません。


だからこうして母がアップしたり

周囲の人たちに支えて頂いています。


いつも心より感謝致しております。

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三崎神社・秋季例祭での灯籠奉納の様子はこちらからご覧になれます。



模写絵師つね吉八卦鏡

知的障害を乗り越え描く、無垢な魂の筆使い。 つね吉が描く色合いは、渋みが主流の浮世絵とはちょっと違っています。 彼の目には江戸時代の景色がそのまま映っているからです。 そんな独特の「つね吉流儀」をお楽しみください。

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